一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会

シンプルさと質を重視したリタイア後の住まい

▲西側のファサード。素焼瓦の大屋根、漆喰の白い外壁に、ご主人がロイヤルブルーに塗った玄関ドアが印象的。ビルトインガレージは吹抜けになっていて、2階のインナーバルコニーから愛車を見下ろすことができる」


 
▲正面の書斎と左手にある主寝室の両方から出入り可能なウッドデッキのバルコニー。天井には木製羽目板が張られくつろぎ感が創出されている。   ▲玄関ポーチ軒天や2階バルコニー天井・庇の板張り、前庭と主庭を仕切る板囲い、アプローチのアンティークレンガなど、自然素材が使われ、夫妻のこだわりがうかがえる。アイアンゲートについた四角い照明は金属板で造作されたもの。

 
▲玄関ドアと脇の木製サッシに組み込まれた桟が和みのある雰囲気を醸す。コーナーに置かれた椅子の背にはミラーが入っている。

▲洗面室の水栓はデザインが気に入りフランスから取り寄せたもの。木製のカウンターと白いタイル、木製サッシや円形のミラーと調和している。

 
▲自然素材の質感を生かしたシンプルな空間は、ヨーロッパ旅行などで集められたアンティークの品々で味わいを増す。ソファ脇の黒電話は現在も使われている。ギャッベの敷物に寝転ぶのは、夫妻が愛してやまない猫のクルトちゃん。


充実した時間を過ごせるように住環境・住性能に配慮した家づくり


 「若い頃は共働きで仕事尽くめの生活でしたが、年齢を重ねるにつれ、家で過ごす時間を充実させたい」と願うようになり、リタイアする2年前に、Mさん夫妻の家づくりが始まりました。まず、重視されたことが住環境でした。緑の遊歩道や整然とした生活道路、商業施設・医療機関などが備わった閑静で利便性の高い都市郊外の住宅地を求められました。
 そして住性能。地震や火事への強さはもちろん、気密・断熱性、遮音性を考慮してツーバイフォー工法が選ばれました。発泡ウレタンの断熱材やトリプルガラスの木製サッシなど、建材も吟味されました。「新居で迎えた冬の朝、驚きました。室温の低下がほとんどなく、ベッドからすっと起き上がれたのです」と奥様は断熱性の高さを語ってくれました。ご主人が実感されたのは遮音性。「静かな昼下がりに、オーディオの音をかなり上げて屋外へ出て、周辺を歩いてみましたが、音がする気配は感じられませんでした。住宅も近隣への思いやりが大切です」と、満足されています。
 夫妻の暮らしの充実度は、「時間を掛けて揃えた、思い入れのある家具や絵画・小物に囲まれていること」によってさらに増しています。


▲ダイニングキッチンとリビングの間に幅1,820㎜×高さ1,470㎜の棚が設置され、開放感を損なうことなく空間が区切られている。この棚はリビングから使うことができ、テレビも置かれている。左手の引き戸を開けるとパントリー。充実した収納計画が立てられている。

 
▲アンティークのテーブルとチェアが置かれたダイニング。   ▲白いタイルを使ったオーダーオリジナルキッチン。家電を収納できるアイランドカウンターも造作されたもの。化粧梁が空間デザインのアクセントになっている。

「より心地よく」カスタマイズが続けられる住まい

 Mさん夫妻は「そこにいつまでもいたくなるような空間づくり」を目指しました。
 西方にそびえる山を望める景観を生かし、西側がファサードとなる外観デザインや間取りがつくられました。西側1階にはリビングのフレンチドアから出られるウッドデッキ、2階には主寝室と書斎から出られるバルコニーが設けられています。夫妻は、「山の上を流れる雲を眺めたり、野鳥のさえずりに耳を傾けたり。また、お茶を飲んだり読書をしたり」と、ここで過ごす時間も多いそうです。ご主人には、もう一つ楽しみがあります。バルコニーは南側のインナーバルコニーへとつながり、さらにビルトインガレージの吹抜けへとつながって、愛車を見下ろすことができるのです。
 空間デザインはシンプルさや質にこだわり、自然素材が使われました。内装には無垢パイン材の床、漆喰塗りの壁、白いタイルが貼られたキッチンカウンター、また、建具にも木製サッシや木製室内ドアが用いられ、時を経て味わいが増す住まいになっています。
 住宅の完成から5年。「玄関ドアやLDKの壁を塗り替えるなど、毎年のように手を入れています。家で過ごす時間が長いので、少しでも気持ちのいい空間へとカスタマイズを続けたい」とご主人は語ります。


▲床と勾配天井に木が使われ、落ち着いた空間となったご主人の書斎。景色を堪能できる大きな木製サッシが設置されている。

 
▲正面の木製サッシからバルコニーへ出ることができる主寝室。ベッドをずらした配置によりほどよい距離感が保てる。ギャッベの敷物やアンティークのクロスが大人の空間を演出している。

▲北西の角地に建つM邸。西入りとし、奥行きのあるアプローチと庭スペースを確保。たくさんの種類の植物が植えられ丹精に育てられている。1階にLDKとサニタリーが配置され、2階には主寝室と夫妻それぞれの書斎がある。

 

人にも環境にも優しく愛着の持てる住まいを「安心いただける体制」でご提供


(株)イワキ 営業部
竹内 千恵子さん

 本来、人間の住む家は、人にも環境にも優しくなければなりません。私ども「イワキ」は何よりお客様にご満足いただく家づくり、永く住み続けると共に愛着の持てる家にすることを一番に考えております。
 昨今、日本の住宅はデザインが多様化し、住む場所・住む人に応じて色や形を変え、そのなかでM様が選ばれた「FARM」という商品はどのような場所や風景にも溶け込む飽きのこないデザインに定評をいただいております。選ぶ木の色によって家の雰囲気は変わり、その色はいつしか家族の色になっていくはずです。
 お客様から非常に多くお問い合わせを受けるのが、ツーバイフォー工法による耐震性・断熱性・気密性の高さについてです。とくに断熱性については2020年に向けての省エネ義務化対策として、自信を持ってご提案しております。これからもお客様に、保証・アフターメンテナンス体制が一体となった、安心して暮らせる家づくりをご提案してまいります。


DATA
竣 工/2013年
敷地面積/174.74m2(52.86坪)
1F床面積/75.35m2(22.79坪)
2F床面積/52.99m2(16.03坪)
延床面積/128.34m2(38.82坪)
設計・施工/(株)イワキ