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わが家はツーバーフォー

わが家はツーバイフォー

次世代省エネ基準を大幅にクリアした別荘のような平屋

外観
避暑地の別荘のような佇まい:
都心にもかかわらず120坪超と広い敷地を持つ。外観は、避暑地の別荘のように庭木の緑に溶け込むシンプルなデザインに。片流れの屋根とレンガの外壁に、白いドアや窓が映え、モダンな印象である。

レンガや無垢材の自然素材に包まれた家は心が安らぎます。光や風、緑に包まれる暮らしは人生が豊かになります。家づくりの基本性能である省エネ性の追求と、自然と共存する開放的な空間づくりを両立させるのは難しいことですが、ツーバイフォー工法により、そしてセルコホームによって、実現することができました。

旗竿敷地が福となす

アプローチゆとりの旗竿敷地は好条件:
正面の路地状部分は幅4m、長さ20m。その先に門扉とカーゲートを設置し、敷地内を車が進むという余裕のゾーニングに。植栽は高さや色の異なる樹木や植物を組み合わせて、リズム感や陰影を演出。プライバシーを確保するにも十分なアプローチとなっている。

東京都心ということを忘れるほどの閑静な住環境。敷地の広さ故であることはいうまでもありませんが、通りから20m奥に建つという旗竿敷地のなせる技なのです。
路地状部分は幅4mのゆったりとしたアプローチスペースです。幹線道路を折れ、右手に樹々の緑を楽しみながら生垣寄りの割り石敷きを進むと、緊張感がほぐれ心が穏やかに。この住まいづくりを担当したセルコホームの遠藤さんは、「公私領域の気持ちの切り替えをする大事な空間」と、旗竿敷地が利点となっているゾーニングのポイントを語ります。


バリアフリー対策の要は平屋

ご夫妻は長らく100m2超のマンション暮らしをされていましたが、リタイア後の住まいとして、すでに母屋は解体され更地状態だった奥様のご実家に新築することを決めました。将来を見据えて、バリアフリーを施したライフステージを整えるためです。
その対策の要となるのが平屋建て。日常生活がワンフロアで完了することは、このうえない安全性と利便性が得られます。しかも、玄関、廊下や洗面室、トイレを広くし、LDKは一体化させワンルームに。引き戸を多用した部屋の入り口はもちろん、テラスとも段差なくフラットに続きます。また、そのテラスは南側全体に設け、夫婦それぞれの寝室と外部を直結する動線を確保しました。
ただし、健常な今は、日常生活も運動のうち。廊下やサニタリーの手すりは、必要になってから取り付けることにし、準備として下地材の補強を行っています。

廊下 廊下 玄関
広さと明るさの確保もバリアフリー対策
将来、廊下に手すりを設置することや車いすの使用に備えて、1250mmの幅を確保し、壁に下地材を補強した。また、廊下が建物の中央部にあるため、採光不足を補う高窓を設置し、その光を内窓から寝室に導く。左写真はLDK方向を、右写真は玄関方向を見る。
将来の使い勝手を重視した玄関
将来を見据え、ベンチスペースを考慮して、玄関は広めに計画した。また、手を伸ばさなければ出し入れできない吊り収納はやめ、東側いっぱいに腰高の収納棚を設置した。
リビング・ダイニング・キッチン

傾斜天井が落ち着きと開放感を生む:
集いの場LDKは、ゆったり落ち着ける奥のスペースを確保。木目調の傾斜天井は開放感とともに和みを演出する。上質でシンプルなデザインを好まれるご夫妻が厳選し、長く使われてきた家具を新居に配置。愛着のある家具に囲まれた暮らしは心が安らぐ。

寝室 キッチン

寝室は夫婦それぞれの個室に:
夫婦それぞれの寝室は南側に面し、ウォークインクロゼットを挟んで隣り合う配置に。右側(東側)に、もう1つの寝室がある。正面の廊下の向こうにはサニタリーが並ぶ。寝室とトイレを最短距離で結んでいる。

清潔感のある白いキッチン:
LDとのワンルームの一体感を保てるように、白でトータルコーディネートし、キッチンカウンター上部の吊り収納は取りやめた。カウンターの奥行は利便性を考慮し1mと広くした。オール電化により、IHクッキングヒーターが設置されている。

多目的ルーム
多目的ルーム

個室として使える多目的ルーム
キッチン脇の多目的ルームは、普段は開け放して使っているが、客間として使用できるように、引き戸が設置されている。クロゼットの収納扉に張ったミラーは姿見として重宝するだけでなく、個室空間の広がりを演出する。

アプローチ テラス

将来の介護に備えた動線を確保:
リビング前の掃き出し窓からテラス、そして幅2mのゆったりとした階段で庭へ下りることができる。LDKや寝室と外部が短動線で結ばれるので、介護の際も有利である。

南側全面に広めのテラスを設置
LDKや寝室の延長空間として使えるテラスを南側全面に設置。手前にあるアプローチ階段や玄関ポーチとつながる。300mm角の床タイルは、ノンスリップ加工が施されている。

 

高断熱・高気密もバリアフリー対策

「夏涼しく冬暖かい、そのうえ温度差が生じない室内環境を整えることもバリアフリー対策」と、遠藤さんは、この住宅が平成11年基準(次世代省エネ基準)を超える断熱・気密性を備えていることを説明してくれました。
断熱材は良質なカナダ製細繊維グラスウールを、屋根と床に216mm厚、外壁に152mm厚という住宅金融支援機構基準の4倍近い厚さで高密度に充填。窓には、特殊金属膜を2度コーティングしたLow-E2加工のアルゴンガス入り複層ガラスを使用し、最適な室温を逃がしません。ご夫妻は、「オールシーズン、少ない冷暖房費で自然な心地よさを味わっています」と満足されています。

断熱材 断熱材

良質な断熱材と気密シートを使用:
床の断熱には厚さ216mmのカナダ製細繊維グラスウールを充填(左)。外周壁の内側には気密シートを張り、室内で発生した湿気の壁内侵入を防いでいる(右)

 

開放感とプライバシーの両方が叶う

高レベルな断熱性・気密性を備えることにより、広さ約28畳、南側へ上がっていく傾斜天井の最上高4.1mという開放的なLDKを創出しました。そこにはワイドな窓と高窓が配置され、心地よい光と風は北側のキッチンまで届きます。一方、LDKの東側にあるご夫妻それぞれの寝室の天井は、それとは逆に南側から北側へ上がる傾斜天井で、廊下まで続きます。最上高は約3.6m。廊下の北側の高窓から注ぐ光は内窓を通り寝室に取り込まれる設計になっています。設計の妙はそれだけではありません。廊下を西に進みLDKに入ると、天井材と傾斜の方向が切り替わり、季節や朝夕の異なる光が織り成す表情豊かなシーンが見られるという趣向に、心が和むのです。
LDKと寝室の南側はテラス、そして庭へと続きます。広いテラスは居室の延長空間としてプライベートタイムを過ごすことが可能。高木と低木、草花など高さの異なる樹木や植物を組み合わせた庭の植栽により、プライバシーは確保されます。

リビング

省エネと開放感を生む高断熱・高気密施工:
キッチンから広々としたLDや庭を見渡すことができる。高断熱・高気密施工により、ワンルームや大きな窓を配置しても、空調した最適な温度が逃げない省エネ性を発揮する。冬は暖かい日差しを、夏の朝夕は爽やかな風を取り込む採光・通風計画も万全である。

リビング

南側の天井高は4.1m:
傾斜天井は庭側に向かって上昇し、先端のもっとも高いところは4.1mもある。平屋の場合、建物の中央部が暗くなりがちだが、高窓を設けてクリアしている。写真右手の高窓3つは開口する。「日差しと風が心地よく、庭を眺めていると毎日の忙しさから解放され、時間を忘れます」と奥さま。

寝室

テラス前に植栽を配置
南側の庭は、テラス前にヤマボウシやシャクナゲ、ドウダンツツジなど、高木と低木、草花を組み合わせて配植し、プライバシーを確保。隣地境界沿いの生垣や植栽との二重対策となっている。サルスベリのピンクの花や緑色がさわやかなカエデ、愛らしいニチニチソウなどがご夫妻や訪問者を楽しませている。

 

スタッフからのメッセージ

セルコホーム(株)横浜支店
支店長 遠藤明彦さん

支店長 遠藤明彦さん

環境保護が社会的義務になり、住宅は単なる「住まう」だけのハードウェアではなくなりました。たとえば、CO2削減につながる省エネは「暮らし方」を変えていかなければ実現不可能なことです。
わが社は、環境保護先進国であるカナダから良質な木材などを直輸入し、日本の気候風土にマッチした施工をすることで住宅のロングライフ化を実現します。ツーバイフォーの上をいくツーバイシックス枠組み壁工法を採用することで、躯体はさらに堅牢に。また、厳しい気候変化に耐えうる高断熱・高気密・高耐久を備え、少ないエネルギーで「快適・健康・安全」な暮らしを、満足のいくデザイン・価格で提供します。それらが支持され、発売以来連続してカナダ輸入住宅全国No.1(カナダ大使館調べ)を達成しています。
地球環境に優しい住まい、家族にも家計にも優しい暮らしを、高いレベルで叶えるだけでなく、みなさまのこだわりと思いを込めた、世界でひとつだけのマイホームづくりを、輸入住宅に精通した専門スタッフがお手伝いさせていただきます。

 

DATA
敷地面積/416.31m2(125.93坪)
延床面積/117.93m2(35.67坪)
設計/施工セルコホーム(株)
URL:http://selcohome.jp/
TEL:045-314-0322

 

(一社)日本ツーバイフォー建築協会会報誌「ツーバイフォー」転載記事

 

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