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わが家はツーバーフォー

わが家はツーバイフォー

地震と湿気に強いツーバイフォー 21年経てなお、安心・快適

写真:外観全景

▲陽光を浴びて佇む建物は、築21年を経て一層美しく、周辺の自然に溶け込み、風格を増している

写真:新築時外観

▲新築時に撮影した外観。門扉や窓等に施されたアールデコ風のデザインが印象的

写真:アプローチ 写真:玄関ホール

▲長めにとったアプローチもアールデコ風に演出

▲玄関ホールも新築当時と変わらず、趣のある佇まい

写真:リビング

▲リビングは船底天井に化粧梁をあしらい、くつろげる雰囲気に

写真:サロン

▲ふんだんに使われた無垢のツガ材が、より一層味わいを深めている2階のサロン

写真:サロン

▲2階サロンから望む伊東の海の景色はお客様の羨望の的

写真:和室

▲お客様の宿泊用に用意された2階の和室は端正な表情

伊東港を眼下に望む高台に建つ白い洋館。家の主は、かつて舞台や映画、テレビ等で大活躍され「天才子役」と呼ばれた、作家の中山千夏さんである。

中山さんは、普段は都心のマンションで過ごし、著述に専念したり、ゆっくりと休養したいときにお母様の待つ伊東に帰るという生活を長く続けていらした。ところが、度重なる地震と湿気が家の傷みを早め、築17年にして建て替えに踏み切るに至った。

今度は地震に強い家を、と考えていらした中山さんは、ある日、テレビで放映されていた地震の特集番組を見て、免震研究の進む大成建設の技術に着目。「こういう会社なら、きっと地震に強い家を建ててくれるに違いないと思って」同社に手紙を出された。そこには、地域の建築協定で木造住宅に限定されていることを含め、敷地や環境によるさまざまな問題が明確に記されていた。すると、同社から、その一つひとつの問題に応えたていねいな手紙が返ってきた。

それまでは、以前の家のように建築家に頼みたいという想いも捨てきれなかったのだが、この対応が心に響いた中山さん。デザイン面へのこだわりも、優れた建築家と協同する同社の家づくりシステムにより、感性に合うスタッフが紹介され、安心して任せることにされたという。

新しい建物は、広い斜面の中でもっとも高く、平らな部分が多い場所を選んで建てられた。基礎は、以前の家に住みながら工事を見守っていたお母様が驚愕したほど頑強なつくり。建物は耐震性に優れたツーバイフォー工法であり、そのうえ、地震にもっとも強い形である正方形の総2階建のプランを採用することで、ご要望に沿う屈強な住まいが実現した。また、ツーバイフォーの気密性の高さに加え、換気や通風に配慮した設計によって湿気の問題もクリアし、耐久性・快適性も大きく改善された。見晴らしも一段と良くなり、2階からはもちろん、1階のリビングやバスルームからも伊東の海の景色を存分に楽しめるようになった。

建て替えられてから昨年末で21年が過ぎたが、その間のリフォームは屋根を1回葺き替えただけ。にもかかわらず、アールデコ風の装飾を施した外観はいまも、ご友人たちが命名された”伊東のホワイトハウス“そのもの。成長した木々に囲まれ、さらに風格を増している。無垢のツガ材をふんだんに用いた室内も、経年劣化はまったくなく「むしろ風合いが出てきました」と、中山さん。

お客様には2階のゲストルームが好評で、最大10人泊まったこともあったとか。ご自身は「どこに居ても快適ですし、それぞれ表情と使い心地が違うので、どの部屋も気に入っています」とおっしゃる。

また、数年前、本拠地をこちらに移した中山さんは「戸を開閉する際の感触や音など、ほんの少しの変化に四季の移ろいを感じます。また、朝起きて、窓から太陽が昇るのを見て、年々そのありがたみを実感するようにもなりました」と、日々、自然と一体の暮らしを楽しまれているご様子であった。

作家 中山千夏(なかやま ちなつ)さん

1948年生まれ。8歳で舞台デビュー。「名子役」時代を経て、俳優、テレビタレント、歌手、70年からはライターとしても活躍。『子役の時間』で直木賞候補になるなど、その多才に注目を集めた。また女性解放運動や人権の社会運動家としても著名。80年から参議院議員を一期務めた。現在は著作に専念。60余冊にのぼるノンフィクションのテーマは、女性、人権、古事記と、多岐にわたり、創作では小説のほかに絵本も手掛ける。近著は『蝶々にエノケン』(講談社)。居住する伊豆半島の海をホームグラウンドに、約20年900本の経験を持つベテランのスクーバダイバーでもある。

写真:中山千夏さん

 

スタッフからのメッセージ

大成建設ハウジング株式会社 技術統括部 築地 一男

ご要望のポイントは、地震と湿気に強いこと。これはツーバイフォー住宅の特長でもあり、難なくクリアできました。プランについては、中山さんがお母様のご要望も反映したものを事前に図面化していらしたので、それを基に構造的な裏付けをとりながら手直しを加え、完成させていきました。

アールデコ風の外観やインテリアは、中山さんが東京のマンションで使われていた家具類からお好きなイメージを推測し、ご提案したもの。門扉のデザイン、ステンドグラスの絵柄など随所にその要素を散りばめています。

住む人の暮らしや好みに合い、敷地の条件や周辺の環境に合う構造的に強いお住まいは、これからも長く快適に過ごしていただけると確信しています。

 

DATA
敷地面積/1037.31m2(313.78坪)
延床面積/247.22m2(74.78坪)
設計・施工/大成建設ハウジング株式会社
URL:http://www.housing-taisei.co.jp

 

(一社)日本ツーバイフォー建築協会会報誌「ツーバイフォー」転載記事

 

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