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わが家はツーバーフォー

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三角形の敷地を最大限に活用した医院併用の3階建

写真:外観全景

▲外壁にレンガ調タイルをあしらった、温もりあふれる外観。
外構もトータルにデザインされ、医院のアプローチにはスロープも用意している


写真:玄関ホール▲ご自宅玄関ホールの床は奥様のご希望で大理石を採用。淡いクリーム色の壁と調和し、上品な雰囲気を醸し出している

I様邸は、1階に耳鼻咽喉科の診療所を設けた医院併用住宅。ご主人が診療所を継承するにあたり、旧診療所に隣接する敷地を活用して新築を計画。診療所を併設しつつ、居住部分に必要なスペースを確保するため、3階建のプランが採用された。

医院併用住宅は職・住の分離・融合と、ご家族のプライバシー確保が課題となる。この点でも建物内が3層に分かれる3階建は有効な手段であった。そのうえI様邸の場合は、診療所と居住部分を結ぶ内階段のほか、外階段で2階にご家族専用の玄関を設け課題を高いレベルでクリアしている。

診療所内部のつくりに関しては、隣接地で開業されていたご主人のお父様がこれまでの経験を活かしてアドバイス。そのご要望をもとに設計担当者が提案をまとめ、検討を重ねてプランが構築された。

敷地面積は209m2余でワンフロアにさける面積は限られていた。また、形はほぼ三角形だったが、巧みな設計によって広々として使い勝手のよい診療空間を実現させている。待合室と受付は三角形の斜辺部分を活かした「く」の字形の構成で、実面積以上の広がりを感じさせる。

居住スペースとなる2、3階は、奥様のセンスでシンプルモダンなイメージでまとめられ、実に居心地のよい雰囲気が漂う。

「気密性や断熱性の高いツーバイフォー工法だからでしょうか、以前のマンションでは悩まされていた結露がまったくなく、快適に過ごしています」と、奥様。

「三角形の敷地という条件の中で、設計の人もかなり苦労されたことと思いますが、私たちの要望を最大限に実現してもらい、診療所の使い勝手は申し分なし。自宅部分は暮らしやすく、理想の家となりました」と、ご主人も大満足のご様子であった。

写真:診療所

▲診療所の待合室は、空間を巧みに活かして大きな広がりを演出

写真:リビング

▲リビングの床にはチーク材を用い、床暖房を設置。
シンプルモダンなインテリアは奥様のご要望どおり、何年たってもあきのこない雰囲気

写真:ダイニング

▲ダイニングは壁一面を活用した造り付け収納を白で統一し、すっきり広々とした印象に

写真:子供室

▲子供室は将来、間を仕切れば2室に分けられるフレキシブルなつくり

スタッフからのメッセージ

(株)木下工務店 注文営業部赤羽営業所 所長 篠塚 達也

当社のモットーは、強くやさしい「木」の魅力を最大限に引き出すこと。そして、1棟1棟にこだわったプランニングを心がけています。

I様邸の場合、医院併用住宅ということで、強度に優れ、設計の自由度が高いツーバイフォー工法の3階建をご提案しました。

計画の大前提となったのは敷地の形状です。プランニングの際は、敷地を最大限に活かしながら、できるだけ室内に斜めの壁が出ないように、三角形を感じさせないように計画しています。

また、1階の診療所部分には待合室、診察室、X線室など大きな空間が必要となるため、強度の面も十分に考慮する必要があり、綿密な構造計算を行ったうえで、構造のラインが上下にきちんと重なるように工夫しています。

I様邸の設計・施工条件は、何も特別なものではありません。敷地にはさまざまな形があり、お客様のご要望も多岐にわたり、ひとつとして同じ条件はないでしょう。しかし、ツーバイフォーの特性と当社がこれまでに培った経験を活かせば、どのような条件でも的確に応えることができると確信しています。

 

DATA
敷地面積/209.49m2(63.37坪)
延床面積/296.44m2(89.67坪)
設計・施工/株式会社木下工務店
URL:http://www.kinoshita-group.co.jp

 

(一社)日本ツーバイフォー建築協会会報誌「ツーバイフォー」転載記事

 

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