一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会

年頭のご挨拶

会長 市川 俊英(三井ホーム株式会社 代表取締役社長)
会長 市川 俊英
三井ホーム株式会社 代表取締役社長)

平成30年の初春を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

さて、昨年4月から10月までの新設住宅着工戸数は約58万戸と、「貸家」が減少に転じたことなどに起因し全体で前年同期比1.3%の減少となりました。年率換算では約93万戸の着工ペースで推移していますが、先行きは楽観できる状況とは言えません。また、来年には消費税率が引き上げられます。 こうしたなかで、我が国が持続的に成長しより豊かな住生活を実現するためにも、住宅に係わる恒久的な負担軽減や取得支援措置の実現に向け努力したいと考えます。

我が国は高齢化がますます進展しており、国民がそれぞれのライフステージやライフスタイルに応じて豊かな住生活を営むためには、良質な住宅ストックを形成していくことが必要であり、国の重要な政策課題となっております。昨今の地震被害の状況などをみますと、まだまだ良質とは言えない住宅が多いと思います。 そうした状況のもとで、ツーバイフォー住宅は我が国に導入されて以来精緻な基準による耐震性をはじめとする高い性能で信頼を得てきており、まさしくストックの時代にふさわしいものであると考えております。

ツーバイフォー工法は住宅以外の医療福祉施設や文教施設、商業施設などの施設系建築においても、工期面・コスト面のメリットや木の建築としての評価の高まりなどにより採用が拡大してきております。 本年は「ツーバイフォー6階建て実大実験棟」における検証結果などを踏まえ、積極的に中高層・大規模建築の普及を図ってまいります。

また、今は環境の時代でもあります。ツーバイフォー住宅・建築の供給を通じて再生可能な循環資源である「木材」の利用を推進し、低炭素社会の構築にも貢献することも重大な役割として果たしてまいりたいと考えております。

本年もツーバイフォーの高い性能について精力的に情報発信に努めるとともに、ツーバイフォー工法のさらなる進化を図ってまいりたいと存じますので、皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます。

本年が皆様にとりまして幸多き年となりますことを祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。